不満から生まれる進化

不満こそが人類進化の原動力。
だと思うんですよ。
現状に対して不満があるから、それを解消しようと知恵をしぼり工夫をして新しいことに挑戦していく。
もっとお金があれば幸せになれると思うからこそ、もっと働かなきゃ、もっと稼がなきゃ、と努力をしていく。
現状を打破したいという気持ちが次へのステップになります。

ただしお金に限っていえばモットモット教の信者にならないように気をつけたほうがよさそうです。
いまの収入に対してあと100万円あれば・・・という願望は誰しもがもっているかもしれません。
でもその100万円が手に入ったらきっと「もう100万円あれば・・・」と思ってしまうはずです。
これが怖い。
これこそがモットモット教の信者である証です。
あればあるほどいいという感覚で際限なく上を求めてしまうのがモットモットの特徴。
いつまでも満足できないので今が幸せだという感覚を得るのが難しくなります。
自分の中にこれだけあれば充分、というラインを引く。
簡単じゃないけどやる価値はありますよ。

松本自然農園をはじめて7年、定期宅配募集をストップしていることでわかるとおり最近は経営規模を固めつつあります。
つまりは金銭的な上限を決めたということ。
際限なく稼ぎたいとは思っていません。
労働時間だけみればまだまだ余裕がありますから、稼ごうと思えば稼げるはずですが、僕はモットモット教には入信していないので現状でとめています。
だから今の働き方には非常に満足しています。

一方で、満足しているがゆえに、人類進化の原動力を失いつつあります。
ガツガツした野心というのか、もっと上を目指したいという気持ちがちょっと萎えています。
このあたりを修正しつつ、目標の矛先を別のところに向けつつ、晴れやかな気分で新年を迎えたいものです。

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