4から200まで

多品目栽培で年間50種類以上の野菜を育てています。
とはよく言うのですが、じっさいは単純に50通りの栽培方法があるわけではありません。
ひとつひとつにコツこそあれ、ざっくりといえば
ナス・トマトなどの果菜類
小松菜・水菜などの葉菜類
ダイコン・ニンジンなどの根菜類
エンドウ・インゲンなどの豆類
の4種類に分類できます。
つまり極端なことを言えば、4通りの栽培方法さえ分かっていればほとんどの野菜が育てられることになります。
実際はそんな簡単なもんじゃないですが、4種類かぁ~と思えば多品目栽培の敷居がかなり低くなりますね。

と書いておいて逆パターンもあります。
同じ野菜を育てるのでも春に育てるのと秋に育てるのでは栽培法がまったく異なります。
うちでは水菜を春・秋・冬と夏以外ずっと育てていきますが、これだけで3通りの栽培方法があります。
そんな大げさな~と思うかもしれませんが、ほんとに別の野菜かと錯覚するくらい育て方は違いますよ。

また、品種差もあります。
トマトひとつとっても大玉品種とミニ品種では草勢も草姿も違うし、整枝法も異なれば着果のさせ方も肥培管理も違います。
こないだ植えたばかりのトマト苗でさえ

こっちはミニトマトで全体的にひょろっとしているのに対して、

こっちは大玉品種でがっちりとたくましく、重さのある大玉をつけても耐えられるような強さがあります。
この差は生長するにしたがって大きくなることを考慮すれば、品種によって栽培方法が異なるのは分かると思います。
ピーマンについても

これはいわゆる普通のピーマンに近い品種なのに対して

こっちは京都の伝統野菜である万願寺とうがらしですが、葉色がうすく脇芽の出方も早いです。

多品目で50種類を育てるといっても、季節による栽培方法の違い、品種による違いを考慮すればおそらく厳密に育て方は200通りを超えると思います。
一気に敷居が上がりましたね。

4通りなのか200通りなのか。
あなたはどちらを信じますか?

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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