育苗ハウスでは温床があるので、管理さえ怠らなければ苗が寒さにあたることはありません。
が、スペースに限りがあって温床から追い出されるものも出てきました。
このあいだまでレタス、キャベツ、ハクサイなどが温床外にいましたし、これから先もあふれてしまう苗が出てくると思います。
昨日の最低気温は豊田(標高75m)でマイナス4.2度。
うちは標高250mくらいあるのでもっと寒かったことでしょう。
畑では不織布をかけ忘れていたところが寒さでやられたりしています。
育苗ハウス内でも。
温床から出してあったカリフラワーがやられました。
全滅ではありませんが3分の1くらいは凍死しました。
アブラナ科はわりと寒さに強いんですが。
一方、
鉢上げが済んで外に出してあったナス苗の残り。
なんと生きていました。
寒さには弱いはずなんですが。
この現象には理由があります。
カリフラワーは前日まで温床でぬくぬく過ごしていた苗。
ナスは数日間0度付近の夜の寒さに耐えてきた苗。
セル土の湿り具合も関係しそうですが、それを差し引いても、おそらく寒さへの慣れが影響してそうな結果でした。
温床の苗って、数日間寒さに当ててから畑に出さないと環境の変化に耐えられない、と言われていますがまさにそれを実感できる出来事です。
このさきはマイナスになるような寒さは減ってくると思いますが、一時の気の緩みで大きな損害を受けてしまうので緊張を保っていかんとまずいことになりそうですね。
温床の電源入れ忘れ、は特に気をつけよう。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・