研修生しまっちの専用圃場。
だいたい40m×15mほどの四角い圃場です。
このキャンバスに彼はどんな絵を描くんだろう?
来年から始まる営農を前にして、ここでいろんな経験を積んでいけばきっとスタートダッシュはいいものになるでしょう。
人の畑で作業するのと、自分の畑を持って全責任を負うのとでは得られるものが全く違います。
所詮人の畑だからという言い訳は通用しないからです。
僕は自然農法センターで研修を受けましたが、新規就農を前提にした心づもりで臨んだにもかかわらずどこかに甘えがあったように思います。
失敗が許される研修中に、全責任を負う圃場をもつというのはアリじゃないかな。
僕もそういう研修が欲しかったので。
自分にあった品種を試してみたり、いろんな栽培方法を試してみたり、できた野菜は彼のものなので現時点でお客さんを探すきっかけにしてみたり、いろいろできると思います。
松本自然農園の圃場で研修を受けつつ、専用圃場をもって営農シミュレーションしていく。
こりゃいいね。
うちに来る前に基礎研修を受けているからできるんでしょうけど、しまっちがうまくやってくれたら来年以降はこの区画が研修生専用圃場になる可能性大です。
というわけで、しまっちにプレッシャーを与えてみました。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・