ブログを書く目的を見失ってはいけません

なにか商売をしていて、自分の貴重な時間を割いてまでブログやSNSを更新するのはなぜでしょうか。
たいていは自分の持っている商品やサービスを販売・提供するために、情報を発信するために必要だと感じるから書いているはずです。

ということは、発信していく内容は商売につながるような、商品を買いたいと思ってもらえるようなことを書くのが正しい発信だろうと思います。
商売とは関係ないような、たとえば僕だったら
休日にディズニーランドに行ってきました。楽しかったです。
みたいな記事を書くことは、私生活をさらけ出すことで農園主を知ってもらうという狙いを考慮してもあまり有益な記事だとはいえません。
だって、検索してその記事にたどりつく人たちってディズニーランドに興味がある人たちでしょ。
ディズニーランドに関して調べたいことがあってサイトに飛んできたのに、野菜売ってますとか農園やってますとか興味ないですよね。
有機野菜や有機農家に興味のある人たちを呼び込もうと思ったら、やっぱりそれに関連する記事内容でブログを書き続けるべきだろうと思います。

もちろん、ファンになってくれた人たちのハートをがっちり話さないために私生活のくだらないネタを書くことも時には必要でしょう。
でもそんな番外ネタだけじゃ新規開拓はできませんよね。

さて、僕のこのブログ。
松本自然農園が野菜を売って商売をしていることを考えたら、もちろん有機野菜とか無農薬野菜とか、そういうキーワードで検索するような人たちに見てもらえるようなブログ記事を書くべきです。
ところが、トップ画像の下に書いてあるサイト説明文には
新規就農者・農業者に向けて書いています。
と的外れな人たちに向けて情報発信をしていることが明記してあります。
そしてたしかに、彼らに向けて書いているような記事が多いです。

そうなんです。
このブログは集客を目的としていないんです。
自分の頭の中を整理するためってこともありますが、基本的には将来のライバルを増やすために、同業者の技術向上のお役に立てるように、志高い慈善事業のようなブログになっています。
その目的はなんなの?

ずばり。
研修生を呼び込むことです。
実際にその効果は出ており(ブログのおかげかどうか不明ですが・・・)、毎年途切れることなく研修生がやってきています。
まあ、ほんとうに研修生集めを目的にして書き続けていたわけじゃないですけど、改めてブログを書く目的を考えてみたらこれが一番しっくりくるんです。

ただ・・・。
来年以降もずっと研修生を受け入れ続けるのかというと、正直もうそろそろいいかなという気持ちになってきています。
もともと、全ての工程を自分の管理下に置いて全責任を背負うハイプレッシャー経営が心地いいなぁと感じるようなマゾっ気が強い人間なので、他人の手が入ってしまうことに苦しさがあるのは事実です。
というわけで。
このブログを書く目的を、変えていこうかと思っています。
書くのをやめるわけではありません。
野菜を買っていただいているお客さんも読んでくれてますし、とりあえず松本直之が生きていることを世間に知らせておくことは必要でしょうから。
書く内容を既存のお客さんに向けて、もしくはこれから野菜を買っていただける(かもしれない)お客さん候補に向けて、専門用語をなるべく使わないで畑の様子・園主の想いがもっとわかるような記事を増やしていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。

これから農業を始めようとしている方へ

農業をやってみたいけど一歩を踏み出す勇気が出ない。安定した収入を得られるか分からない不安。作物をうまく育てられるんだろうか、作ったものが適正価格で売れるんだろうか、そんな悩みを抱えていませんか?
分からないことを相談したり、仲間同士で励まし合ったり、これまでなかった農業のカタチを生み出したり。
これから新規就農したいと考えている人にぴったりの農業コミュニティがあります。

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多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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