2018年4月に種子法が廃止されました。これまで手厚く保護してきたコメ・麦・大豆の種子ですが、種子法がなくなったことで民間企業の参入が容易になります。
そこで懸念されるのは「種子の安定供給はちゃんと行われるのか?」「種子価格が高騰して農家に不利益があるんじゃないのか?」「外資系企業の参入や遺伝子組み換えの侵入を許してしまうのでは?」といったこと。わずか半年ほどの議論であっさりと種子法が廃止になってしまったことに、疑問の声が続出しています。
廃止を検討した関係者の意見、いやいや廃止はダメでしょという反対意見。両者の意見に寄り添いながら、私たちは廃止という事実にどう向き合っていけばいいのかを考えてみます。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・