緊急事態宣言がまた出されましたね。
一年前の悪夢が思い出されます。取引先から出荷停止の要請があるなどの影響で、出荷できない農産物があぶれて市場価格が暴落しましたよね。
このときに起きたのが引きこもり需要の爆増。ネット通販がすごく伸びました。
農業界でいえば農家直送お取り寄せが目立って増えていた印象です。
ポケットマルシェ、食べチョクなどのプラットフォームは急成長を遂げました。
今回の緊急事態宣言で同様のことが起きるなら、さらにネット通販が盛り上がる可能性があります。
そんなときに農家としてどうふるまうのか、自分はネットとか苦手、、、春になればまた元に戻るから、、、ここは攻めるときじゃない耐えるんだ。。。
そんな保守的な姿勢で果たして大丈夫なのかを改めて考えてみてほしいと思います。
今回はDtoCについて動画で取り上げていますが、これは生産者が消費者に向けて直接販売をしていく形態のこと。
最近すこし流行ってきた言葉ですが、じつは一部の農家は昔からやっていて珍しいものではありません。
農家自身が運営する直売所とか、ネット通販とか。
コロナという大きな変化を経て、おそらく今よりさらに注目されていくであろうDtoCですが、単に
消費者への直販なんでしょ、ネットで売るんでしょ
と思っていたらうまくいかない可能性があります。
DtoCの本質を理解していないと、安易に飛びついてもうまくいきません。
今回は導入部分しか解説していませんが、そのかわり非常に参考になる書籍をいくつか紹介しています。
興味のある方は書籍から多くを学んでもらえたらと思います。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・