ネギはユリ科じゃないという話をご存知でしょうか。タマネギも、ニラも、ニンニクも、みんなユリ科じゃありません。
えっ?ユリ科でしょ?何言ってんの!
という方は、情報が昭和で止まっています。少なくとも僕はユリ科だと思ってました。
これは、分類体系が変わっているという話です。野菜、穀類、果物など植物には学問上の分類がありますよね。
小松菜、水菜、カブ、大根などのアブラナ科
トマト、ナス、ピーマンなどのナス科
この分類を参考にしながら連作障害を気にして作付体系を考えたり、同じ科目をグループ化して栽培方針を決めたりするかと思います。
その分類が変わっているんです。西暦2000年頃に。知らなかったからといって栽培上大きな損失があるわけじゃないですし、知らなくても極上の野菜を育てることはできます。
でも農家同士で議論になったとき、研究職の方と話をするとき、間違った知識を持っていると見下されてしまう可能性はあります。
動画にまとめましたので是非ご覧ください。
モロヘイヤはシナノキ科じゃないですよ。
ホウレンソウはアカザ科じゃないですよ。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・