シリーズ第4弾はキュウリ。
苦いだとか栄養がないだとか、いろいろとネガティブなことを言われ続けてきたキュウリですが、最近では利尿・むくみ改善、高血圧・動脈硬化予防など注目が集まっています。そんなキュウリの歴史は古く、3000年以上も前からインド北部で栽培されていました。それが日本に伝わったのが奈良時代~平安時代のころ。原産地の気候に似ている日本では育てやすく、全国各地に広がり多くの在来種が生まれています。
そんなキュウリの栽培で悩みのタネが曲がり果。栽培そのものは決して難しくなく、むしろ簡単ともいえるほどなのに、まっすぐな果実を収穫しようと思ったらとたんに難易度が上がります。プロ農家はそこに多大な労力をかけ、キュウリ農家のほとんどはビニールハウスなどの施設栽培で環境をととのえて育てているようです。すべては曲がり果を減らすため。
今回はそこに突っ込みます。どうしたら曲がり果を減らせるのか、どうしたらまっすぐな果実を収穫することができるのか。そこには深くて暗い闇が待っていました。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・