ニンジンと言えば、発芽しにくい野菜の代表選手ですよね。とにかく発芽させるのに神経を使う、手間暇かかる。ニンジンは発芽させたら半分成功したようなもんだ、と言われるのもうなずけるほどです。
そして草とりが大変。とにかく初期生育が遅いので、周りの草を取ってあげないとニンジンは負けて草の波に飲み込まれてしまいます。なんでそんなに遅いのか、のんきすぎる彼らにイライラすることもしばしば。
これはニンジンの原産地を知ればすぐに分かります。なぜ発芽しにくいのか、なぜ初期生育が遅いのか。その答えは祖先である原種にあるからです。原種が持っている性質を知ってしまえば、目の前にある栽培で活かすこともできます。現代農業がいかにニンジンの性質を熟知しているかも見えてきます。
はるか昔の記憶を色濃く残しているニンジンという植物に、すこし興味を持ってみませんか?
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・