職人になるのか経営者になるのか

夏の日避けのつもりで畑でキウイを育てています。
今年が3年目になるのですが、わさわさと小さな実がついているのが確認できます。

これをすべて放任すると実の大きさが小さくなってしまうようなので、摘果をして果実の肥大を促進するつもりです。
真夏には日陰をつくって休憩できるし、秋にはキウイの実を食べることができる。
うまくいくと楽しいキウイ栽培になりそうですね。

このキウイは営利向けではありません。
だから誘引や摘果はするけど、収穫量を上げるためにあれこれと手を尽くしたりしません。
野菜も、これで生計を立てるということじゃなければ違ったやり方をしていただろうと思います。
川口由一氏が提唱する「自然農」なんて最高でしょうね。
最高の娯楽になりそう。

こだわりをもって最高の品質を目指すのは職人。
農を業(なりわい)として成立させていくのは経営者。
手間隙を惜しまず投入して最高のものを作り出すのはできるかもしれないけど、そういうのは家庭菜園でやればいいこと。
農業で生計を立てるのなら、手間隙は惜しまなければいけません。
うまく手間を省きながら最高の品質を目指していくべきだと思います。
職人としてのこだわりも持ちつつ経営者の視点でモノを見ていけたらいいですね。
 

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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