叩き売りの怖さ

テレビ愛知で19時から放送されていた
日曜ビッグバラエティ「2009年総決算!! 仰天!激安狂騒曲」 
を見ました。
全体的にはふーんそうという感じだったんですが、野菜の叩き売りをしている映像を見たときは生産者としての視点になりましたね。
大根1本10円(100円じゃないよ)。
タマネギ、ジャガイモ、ニンジン詰め放題で10円(100円じゃないよ)。
なんなんですか、その価格は。
生産者にはいったいいくら入るんですか?
生産者がどれほどの汗水をたらして育てたと思っるとんですか?
と、ついつい生産者の都合で文句言ってしまいました。

叩き売りというのは商品の価値を下げます。
価格を下げるということは、商品そのものだけじゃなくて生産者の価値を下げることにもつながるような気がします。
先日のマルシェジャポンでの朝市では、流れに任せて叩き売りに近いことをやってしまいましたが、松本自然農園がそういう安売りをする農園だと思われてしまったかもしれませんね。
松本自然農園の価値を下げてしまった瞬間でした。
反省。
心をこめて育てた野菜は、その価値を認めてもらえる価格で売りたいと思います。
高すぎるのはよくありませんが、安すぎるのもいかんかなと。
農家がふつうにサラリーマン家庭と同じように生活できる、そんな価格で野菜を買っていただけるようがんばらないといけませんね。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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