ビニールマルチを局所的に使用しよう

有機農業やってる人でもビニールマルチはよく使うようです。

こういう風景はあちこちで見られると思いますが、この黒いのがビニールマルチです。
地温上昇による成長促進
遮光による雑草の抑制
蒸発を抑えることによる保水
などが黒ビニールマルチを使用すると得られる効果と考えられています。
そんなにうれしい効果があるならじゃんじゃん使用したら?
と思われる方もおられるでしょう。
たしかにこれを使えば野菜の育ちはよくなります。
草が抑えられるので夏の草取り時間が減ります。
でもね、地温上昇によって地中の微生物相が変化したり有機物分解が進みすぎたりするので僕はあんまり好きじゃないんです。
また、堆肥をばんばん入れるんだったらビニールマルチは長期的に見ても有効でしょうけど、うちでは堆肥を使用しないのでマルチを多用すると土が痩せていってしまいます。
草を生やして有機物を確保しつつ、あくまで自然な地温で微生物相を安定させる。
という考えてここまでやってきてますから、なるべくならビニールマルチは使わないで今後もやっていきたいと思います。

・・・と前置きしておきながら

ビニールマルチを張りました、という話。
冬越しする野菜、ニンニクやタマネギといった品目に関しては地温が足りずに玉が大きくなっていないなぁという印象がこれまでの経験から得られています。
とくに圃場は標高300mほどの高地にあるので平地に比べると冬は意外に厳しいです。
だから冬越し野菜に関してはビニールマルチを使ってみようかと思います。
うまく生育するかしら。
乞うご期待。

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