松本自然農園がある場所は標高が300mくらいあるので冬は意外に寒いです。
マイナス5℃なんて簡単に越えてしまうほど。
そんななかで育つ野菜は、寒さに強い品目が育っているとはいえ葉痛みがどうしても気になってしまいます。
寒さによる凍みですね。
こうなると自信を持って出荷できなくなるので、食べられるんだけど出荷しない野菜が増えていくことになります。
非常に残念です。
例年ですと真冬には大根やら人参やらジャガイモ、サトイモ、ヤーコンなど根っこやイモをメインにセットを組むことが多いです・・・というか組みたいと思ってやってます。
ただ、今年はとくに根菜類やイモ類が不調なので葉野菜にかなり頼っているところがあり、真冬にも葉野菜を多めに出したいと思っています。
そうなると頼みの綱を切ってしまうわけにはいかず、葉痛みをなんとか防ぐ必要があるので一応対策なんてしてみてます。
不織布のトンネルがけです。
僕はあんまり資材を使うのが好きではありませんが、わりと寒さに負けることが多い野菜に限って今回は保護してみました。
ビニールトンネルという手もあるんですが、あれは温度が上がりすぎて換気が必要になるので(面倒で)使ってません。
こいつが問題なのは雪が降ったときですね。
ちょっと降っただけであっさり潰れるので。
支柱を頑丈なものにしなさい、という話で決着しちゃうんですけど、いやぁあれだと単価が高いでしょ。
とりあえず雪が降りそうなときはトンネルを外してモロ雪をかぶってもらいましょう。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・