中間決算。
というような時期ではありませんが野菜栽培の場合、春夏と秋冬に分けられるので9月くらいの今頃がちょうど年度の中間になってきます。
夏野菜がだいぶ落ち着いてきていて、秋野菜が着々と育っているのでちょっと数字に目をやってみました。
今年のここまでの労働時間、ここから年末までの推定労働時間を昨年データから割り出します。
今年のここまでの売上高、ここから年末までの予想売上高を推定します。
そして時給を計算してみると
3000円
を超えました。
所得については経費の計算がいるので現時点では出せませんが、おそらく時給換算で2000円以上あると思われます。
売上高で見れば時給3000円、所得で見れば時給2000円ということです。
正直なところ、ここまでの数字が出せるようになるとは思いませんでした。
農業という仕事は「働けど働けど楽にならず」で有名ですから、最初から貧乏暇なしを覚悟して就農したつもりです。
でもやってみたら意外とできることがわかり、農業という産業の遅れを肌で感じることができました。
農業に興味のある方、やってみようと思っている方、実際にやってる方、といった生産者目線でこのブログを見ていただいている方は多くいると思います。
そういう方々には農業に希望の持てるような数字を提供していきたいですね。
時給3000円だったらちょっとはやる気でるでしょ?
売上高とか労働時間とか、年を越して具体的に数字が出たら公表するかもしれません。
しないかもしれません。
なにせ公表しちゃうと松本家の収入が丸わかりになってしまうので。
一年でもっとも忙しい9月、数字を見ることでテンションあげてがんばってます。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・