体の負担が大きい作業。
ニンジンの草とり&間引き。
地べたに座りこんで小さなニンジンをしっかりと見据え、草だけを慎重に引っこ抜く。
これがけっこう神経を使います。
おまけにヒザが痛くなります。
人によってはコシが痛くなります。
間引くという行為に心が痛くなる人もいます。
丁寧な仕事をするとたった30mほど進むのに2時間かかっちゃうこともあります。
この作業をなんとか効率化していかないとニンジンを大量に栽培することはできません。
冬の間はいくらたくさんあっても困らないニンジンなので、多く栽培したい気持ちはありますが、栽培の手間がそれを許しません。
そのうちなにか手を考えます。
あーまだ50m以上残っとる。
こりゃたまらん。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・