仕事に関係する打ち合わせが入っているうえに研修生が三人。
こんなときは困ります。
監視なくやってもらうような農作業は今の時期にはあんまりないので、自分が畑を離れるときの仕事の割り振りは非常に難しい。
ということでやってもらったのが開墾。
今、育苗用のビニールハウスを畑に建設中ですが、やっぱり自宅の近くにハウスがあったほうが何かと便利だろうと思い直して、家のそばにある耕作放棄されていた場所を使うことにしました。
先日の日記でなにか野菜をつくろうかな、と書いていますがあっさり軌道修正です。
そこは毎年草だけ刈ってそのままになっていたところ。
もったいないなぁと思っていましたが、山の斜面にあるスペースで上り下りが大変なので手をつけられずにいました。
這い回っていたツルだけは掘りあげておいたので、今日は土地を慣らして平らにする作業。
あと大きくなりすぎたススキ系の株を撤去する作業。
重労働です。
この真冬のような寒さでも汗がじんわり出てきます。
本格的に農作業がはじまっていないので、なまった体には堪えます。
プロ野球選手だって開幕に向けて数ヶ月かけて体をつくっていくんだし、農業も春に向けて体をつくっていくのは当然必要なことだろうと思います。
今日の仕事は冬には刺激的すぎたような気もしますが、眠っていた体に小さな炎が灯ったような感覚もあります。
開墾作業はまだ終わっていないので、ひとまずオープン戦(?)に向けて体を動かしていこうと思います。
こういうときって研修生がたくさんいると助かるね。
経営もクソもないような単純労働ですが、こういうのも含めて研修です・・・よ。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・