ちょっとした満足感

本日2/26は2014年度の最後の出荷日となります。
なんとか今年度は2月いっぱいお届けすることができてホッとしています。
過去、2月に野菜をお届けできるかどうかは不安定なところがあって、1月いっぱいで野菜がなくなってしまうことがありました。
ここのところ2年連続でそうだったので今年こそは!という気持ちは強かったですね。
【出荷休止時期】
2009年度 2月末まで
2010年度 2月中旬まで
2011年度 2月末まで
2012年度 1月末まで
2013年度 1月末まで
2014年度 2月末まで

久しぶりに2月末まで出し切り、僕的にはこれでようやくスタートラインに立てた感があります。
2015年度は4月中旬(4/16木あたりから)にしっかりと出荷再開して、翌年2月末まではきっちり出し切る。
欲をいえば翌年3月中旬くらいまで出せるようになれば万歳です。

1月末と2月末でそんなに違うのか、2月末と3月中旬なんて半月しか変わらないだろ?
と思うかもしれませんが、実際にやってみると全然違います。

秋冬の野菜は10月くらいまでに作付けをしたものを出していきます。
言いかえれば10月までに播いたタネの量で、冬の出荷量が決まってしまうということです。
11月12月1月2月の4ヶ月間しっかりと出荷できるかどうかが10月に分かってしまうし、4か月分の野菜を畑にストックしておかないといけないので圃場面積に余裕がないと野菜が足りなくなってしまいます。
実際、うちは出荷件数に対して圃場面積が少ないほうなので、2月には野菜が無くなってしまうことが多々ありました。

じゃあ面積さえあれば3月も出せるんじゃないかと思うかもしれませんが、こちらは野菜の量の問題ではなくて品質の問題です。
3月になると暖かくなってくる影響で野菜たちがトウ立ちをはじめます。
冬の間ずっと頼りきっていた野菜はアブラナ科が多く、この時期のトウ立ちはアブラナ科がメインなので、トウ立ちすることで商品価値がなくなり一気に出荷できるものがなくなってしまいます。
(小松菜、水菜、壬生菜、タアサイ、チンゲンサイ、カブ、大根、からし菜、わさび菜など)

3月にも出荷を続けるのはけっこうハードルが高いです。
もちろん計画的にやれば可能ですので、がんばってみる価値はあります。

といった感じで、3月から1ヶ月半ほどは出荷がストップして農作業に集中できます。
と同時に気が抜けます。
長期休暇をとっているような感覚になります。
実際、労働時間ががくんと減ります。
ここでしっかり充電して、また4月から気合いを入れてスタートしたいと思います。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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