そこは人間の管理領域なのです

苗を植えてもあっという間に全滅する魅惑の畑。
今年から新しく借りた畑のことです。

そんな畑ですがジャガイモを植え付けてあるのでイノシシがやってきます。
でるんですよ、ここも。
けっこう民家が近いんですけどね、どうやらイノシシにはお構いなしのようです。
周りの田でもイノシシが入った入らないと噂が飛び交っているこのごろ、この間ついに新畑でもイノシシが入ってしまいました。
まだ偵察のつもりだったのでしょうか、イモを5,6個ほど食べて帰っていったみたい。
いよいよか・・・
とこの時は思ったものです。

これが1週間ほど前の話。
さすがにこのまま放置してるとジャガイモが全滅するので対策を講じました。

定番の電気柵

イノシシが入ったあとすぐに市役所に電気柵設置補助申請を出して、ほぼ同時にブツを購入。
一日でも早く被害を食い止めるために迅速に動きました。
(被害がある前に対策しておけばいいのにね)

設置は経験済みなので手際よくできました。
 

1.土手の草を刈ってからポールを4mおきに地面に刺していく
2.ワイヤーを止めるクリップをポールにセット
3.ワイヤーをすべてのポールに通して畑を一周する
4.出入り口に脱着式のハンドルをとりつける
5.パワーユニット(電気を流す本体)を設置

という流れで約1時間半ほどの作業でした。
これでイノシシのことは気にせず栽培に専念することができます。
なんせイモ類はあっという間にやられますからね、電気柵がないと気が気じゃないですよ。
夜もおちおち寝てられません。
これで安眠まちがいなし。
電気柵って間接的に安眠グッズなのかもしれないな・・・。

こういうことを全く気にしないで農業できる地域はたくさんあります。
中山間地ってのは色々とリスクが大きいんだなぁとつくづく感じますね。

獣害を気にしないといけないし、斜面が広いから土手の草刈りはめちゃくちゃ大変。
山に囲まれているから日照時間が少なくなる。

などマイナス面を挙げるときりがありません。

それでも山が台風による暴風から守ってくれるし、豪雨で地域ごと水没することもないし、なにより生態系が豊かなので自然農法がやりやすい。
交通量が少ないので空気がきれいだし、なんといっても水がきれい。

いいところだってたくさんあるんですよ。
プラス面を生かしながら中山間地の農業を担っていきたいものです。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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