野菜の味 と 生産者の性格 との関係

畑に見学者がきました。
うちの野菜を購入するにあたって直接畑を見てみたいとの要望でした。
ものすごくうれしい要望です。
やっぱり生産現場を見てもらいたいですから。
作っている人を知ってもらい、作っている現場を知ってもらうことで、食べ物に対する安心が生まれるもんです。
たぶん。

ものすごく味にこだわりを持っておられる方でしたので、うちの野菜が口に合うかどうかという問題があり定期購入されるかどうかわかりませんが、いいものを求める姿勢には頭が下がる想いです。

一口に有機野菜といっても、生産者の栽培方法によって品質・味はまったく異なります。
堆肥を入れるのか入れないのか、ビニールハウスで生産するのか、畑を耕すのか耕さないのか、つきつめていくと肥料を入れるのか入れないのか、というところまで及びます。
また、生産者の性格(几帳面、おおざっぱ、おっとり、とげがある、優柔不断などなど)によっても栽培管理が違うので味に影響してきます。
オラァ!と強気な性格だと肥料バンバン入れて濃い味になるでしょうし、控えめおっとりな性格だと肥料も控えめ自然な味になります。
これじゃ品質・味にばらつきがでるのも当然です。
食べる側もそういうことを知ったうえで生産者を選ぶ必要があるのではなかろうかと思いますが、そうはいっても選べるほど有機野菜の生産者が多くないのも事実。
家からなるべく近いところで、となるとなおさらです。
難しい問題ですね。

ところで松本自然農園の野菜の味はどんなでしょう?
生産者の性格が影響するとしたら?
まあ濃厚な味でないとは思いますが・・・。
あっさりとほんのり甘い・・・を目指してますが、どうでしょうね。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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