5月上旬から出荷を再開しています。
野菜セットにするということは、ある程度の品目数を常に確保しておかなければならないわけで、ここがもっとも難しいところといえばそうかもしれません。
とくに春から夏にかけて野菜をうまくそろえるのが難しいと感じますね。
重さとボリュームを考えると大根、人参、キャベツ、ブロッコリー、カブあたりは大事な品目ですが、それ以外にポイントなのは葉野菜をいかにうまくそろえるか、なのかなと思うことが多いです。
5月には小松菜、水菜、ほうれんそう、春菊など秋冬でも育てるような葉をよく育てます。
7月以降はツルムラサキ、モロヘイヤ、空芯菜など夏に強い葉を育てます。
じゃあ6月は?
というのが毎年の課題で、5月から6月末まで収穫しているレタスがあるくらいで葉野菜の種類はいったん落ち込む傾向にあります。
5月に採れている品目をひっぱることもありますが、暑い季節なので虫食いもひどくなるし栽培が難しいことは確か。
7月からの葉をなんとか前倒しで、と思っても10月くらいまでずっと収穫するのであんまり早くからお届けすると飽きてくるだろうし。
そこで今年は新しく品目をプラスしています。
これまでも試しに栽培していますが本格的に主力として当てにしようとたくらみ中。
スイスチャード、オカノリ、ヒユナです。
(ヒユナは写真なし)
いずれも摘み取り型の野菜なので7月以降も収穫できますが、6月からお届けできるような生育を見せています。
マイナーなものばかりですがクセはそんなにないので食べやすく、ハマる人はどっぷりハマるのではと期待しています。
その季節で育てやすいものが旬だとすれば、6月に育てやすい野菜を探すのは重要かもしれません。
これがダメなら金時草や明日葉、葉ゴボウあたりを試してみようかね。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・