草の生え方で地力を測る

昨年の秋くらいから借りるようになった畑。
そこにたどり着くまでには未舗装の山道を走らなければならず、その立地から
山奥圃場とかY・O圃場(ワイオーと読む。やまおくの意)
とか読んだりしています。

他の畑に比べると移動が大変で、ずっと使用している2箇所の圃場でじゅうぶんまわっていくので切羽詰って必要に迫られていないせいか、用事がないとどんどん足が遠のいていきます。
いちおうネギとかヤーコンとか重要な作物も植えてありますが、オカノリとかケールとかコールラビとか無くても困らないような野菜たちが多く作付けしてあるのも事実。
全体的にはあまり手のかからないものが多いので、頻繁に足を運ばなくても済んでしまいます。

とはいえ草の伸びが旺盛な季節。
2週間も放ったらかしにしようもんなら野菜が草に埋もれて取り返しのつかないことになってしまいます。
土手草もじゃんじゃん伸びて電気柵の効果がなくなってしまいます(放電するため)。

そんな状況を予想しつつ、3週間ぶりにY・O圃場に行ってきました。

あれ?
草の伸び方がゆるい。
想像していた草の伸び方とはかけ離れていました。

こちらはヤーコン。
草に埋もれているように見えますが、これで1ヵ月半くらい無除草の状態なので草の生え方は弱いです。
というかスベリヒユばかり生えているのはなぜ?

草の生え方が弱いのは地力がない証拠。
1ヶ月放置しても草に負けないのはうれしいですが、それだけ野菜の育ちも悪いので考えものです。
まだ借りてから1年も経っていないので、これからどんどん松本流の土作りでモッサモッサと草が生い茂る畑に仕上げていきたいと思います。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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