畑で縦横無尽に走り回るネズミたち。
モグラじゃないんです。
機械で耕しているとピューッと走って逃げていくネズミはよく見かけますが、モグラは就農してから一度もお目にかかったことがありません。
住み着いているのはハタネズミだと思います。
河川敷や田畑などの地表から地中約50cmの間に、網目状の巣穴を掘り生活している。体長10cm程度。
という情報もありますし間違いないかと。
畝をたててしばらくするといつの間にか巣穴ができています。
タネを播こうとするところに穴があるので、一度つぶさないとタネが播けないという問題が・・・。
植えた苗が根を切られて枯れるということもあれば、芋類をかじられてしまうということも。
とにかくやっかいな奴ら。
個体数は多くないと思うのですが、とにかく行動範囲が広いので被害も広範囲に及びます。
いま一番の問題かも。
そんなネズミなので憎らしい気持ちが強いのですが、こないだ研修生が彼らのことを
ミッキーさん
と呼んでいたのを聞いてハッとしました。
ミッキーという響きが憎らしさを減らしてくれたんです。
なんとなく愛おしく、被害を受けても「ミッキーだからしょうがないか」という気にさせられます。
言い方ひとつでこんなにも気の持ちようが変わるのかと正直驚きました。
これから松本自然農園ではハタネズミのことをミッキーと呼ぶことにします。
よろしくね。
でも本家ミッキーさん、ごめんね。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・