根圏支配

ナスを育てるとよくわかりますが、大きく育つと覆い茂った葉で株元が隠れて日光が当たらないようになります。
そうなると新しく草が生えてくることは少なくなり、草管理がラクになります。
一方、トマトやオクラなどは地面を覆うような葉のつきかたをしないので、株元にも平気で日光が当たります。
だから新しく雑草がどんどん生えてきます。
生えてきます。
どんどん。
生えてくるのですが、野菜がしっかりと育っていると草の伸びが弱いです。

これは今日撮影したオクラの株元。
けっこう草は生えています。
けれども前回草とりをしたのは7月上旬ですのですでに一ヶ月経っていて、草は生えてくるものの勢いがありません。
しかも抜いてみると根の張り方が弱く、あっさりと抜けてしまいます。

ようするにオクラが株周りに根っこを張って根圏を支配しているので、あとから生えてくる草が満足に根を張ることができないんですね。
ポイントは野菜が大きくなるまでの早期除草。
そのタイミングさえ逃さなければ真夏でも草管理はそれほど大変じゃありません。

関連記事

  1. 【農業のキホン06】CEC陽イオン交換容量とは?この数値をどうやって使いこなす?

  2. 【後手】ナスには申し訳ないと思うが私はあなただけを愛することはできない

  3. 【溜息】張ったばかりのビニールマルチが穴だらけ!誰じゃあ!!

  4. 【情報の価値】生産者と消費者をつなぐオンラインマルシェ「ポケットマルシェ」は何がすごいの?

  5. 無料イベント登壇のお知らせ:10月14日名古屋市

  6. 【応用編】難しいと言われるキャベツの有機栽培をどうやって実現する?