希少性で攻めるのは冒険家の証

スーパーで並んでいる野菜といえば
大根、人参、カブ、水菜、小松菜、ホウレンソウ、春菊、ネギ、キャベツ、白菜、ブロッコリー、ジャガイモ、里芋、サツマイモ、トマト、ナス、ピーマン、キュウリ、オクラ、ゴーヤ、トウモロコシ、インゲン、エダマメ、エンドウ、ソラマメ、玉ねぎ、カボチャなどなど

ふつうに挙げていけば30種類くらいはあるので、出回っている野菜の種類が意外に多いということがわかります。

うちの野菜セットは珍しい野菜が多いというよりも、知っている野菜なんだけど品種が違うので珍しく感じるというものが多いです。
ナスなのに皮が緑色とか、ねっとりではなくホクホクする里芋とか、とんがってるキャベツとか、茎をメインに食べるブロッコリーとか。

これが楽しいと思えるなら購入は続くだろうし、苦痛だと感じるならすぐにやめてしまいます。
これはほかの農家との差別化の部分なので、そのトゲをとってしまうと松本自然農園としての特色が失われてしまう可能性があります。

それに対して。
スーパーによっては陳列されない珍しい野菜もあって
ヤーコン、タアサイ、ツルムラサキ、空芯菜、からし菜、わさび菜、高菜、コールラビ、スイスチャードなど
名前すら聞いたことのない野菜もあったりします。
こういう野菜はなじみがないせいか料理するにも抵抗を感じる人もいるので、あんまり調子に乗って野菜セットに入れていると苦情が殺到する可能性のある野菜たちです。
ここはけっこう気を使います。

いま育苗ハウスで育っている苗の中に

ビーツ(ビート)という野菜があります。
見た目はカブのようですがホウレンソウに近い仲間で、別名サトウダイコンと呼ばれるように甜菜糖(てんさいとう)の原料になっている野菜です。
ロシア料理のボルシチには欠かせません。
かなり甘いのでスライスして生でいただいても美味しく、ボルシチがそうであるように煮込み料理にも向いています。

ただ・・・。
スーパーではほとんど見かけない希少性と、切ると包丁が真っ赤に染まるほどの色合いが重なって、家庭向けの野菜セットに入れるにはかなり勇気がいります。
美味しいんですが・・・。

食卓に驚きを届けるには欠かせない野菜です。
栽培をしっかりとすすめて美味しいビーツを収穫したいものです。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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