暑さ寒さも彼岸まで
とはよく言ったもので、秋分の日を境にして見事に気温が下がりました。
ちょっと急激過ぎて体調管理が難しいですね。
栽培の失敗をあんまり気候のせいにしていると自分が成長できないのでやめておきたいですし、これくらいの気候でも鼻歌混じりで野菜を育てられないと今後も農業を続けていけないでしょうから、今年の失敗は来年以降の糧として経験を積んでいくことにしましょう。
本格的に秋へ突入したということで夏の反省を。
今夏はたしかに暑かった。
異常に暑かった。
家の中にいれば真夏でも避暑地となるはずの自宅でさえ、扇風機をフル回転させないと暑くていられなかった。
そんななかでの野菜は、やはりぐったりしていました。
暑いとはいっても夏野菜は基本的に元気なのですが、雨が少なかった影響で苦しそうな顔をしていましたね。
エンジンポンプで潅水していましたが、まだまだ足りない感じ。
傾斜を利用してホース潅水したのはうまくいったので、これは来年以降も実践することで水不足を大幅に解消できると思います。
ポンプとホースの併用。
今後はこれで渇水対策していきます。
今年の暑さで難しいなぁと感じたのは秋野菜の育苗。
キャベツ、ブロッコリーなど苗をつくる野菜に関してはうまく管理が出来ずにヒョロヒョロの苗ばかりになってしまいました。
雨を防げて風通しがよくて虫対策もできるような環境を整える必要がありそうです。
苗がそんな状態なので畑に植えた直後からひ弱な生長ぶり。
潅水が追いつかず枯らしてしまったもの多数。
ジョーロで地道にやってると間に合わないんですよ。
時間かかりすぎるし。
これに関しては苗を植える前と後の潅水を徹底しようと心に誓いました。
もちろんポンプ&ホースで。
今夏一番の失敗はトマトでした。
7月の一ヶ月間しか出荷していないというアホっぷり。
お客様には多大なご迷惑をおかけしてしまいました。
来年は雨よけ虫よけハウスでちゃんと育てます。
期待してください。
失敗も成功もあったけど、それなりに野菜セットはできていました。
これは毎年のこと。
失敗をどんどん減らしていってもっと安定した生産力を持ちたいなと思っています。
まだまだ改善の余地はたくさんあります。
ありすぎて怖いくらい。
理想に近づくために知識・経験・知恵を蓄えていきます。
さあ秋野菜が育ってますよ。
残暑厳しいと言われながらもいまのところ順調です。
ご期待ください。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・