反省を乗り越えてジャガイモ収穫体験PART2

25日に続いて今日もジャガイモ収穫体験。
今日は豊田市内の育児グループです。
お母様方と小さな子供たち。
どれだけ収穫できるのか予想のつかないお客様です。
そしてジャガイモ以外の野菜が(子供たちに)荒らされないか超心配なお客様です。

前回、どれだけの人数がいたらどれだけのジャガイモを収穫できるのかまったく予想できなかったので、12人くらいで3列を掘ってもらいました。
そしたら予想を越えて4列目まで手をつけてくれて・・・
と、そこまではよかったのですが、掘り残しがかなーーりあったんです。
4列掘ってもらった収穫量は160kg
そして僕があとで掘りなおして収穫したのがなんと20kg
ありえないほど残っていました。

原因はふたつ。
掘り残しのないようにしっかり丁寧に、という説明が足りなかったこと。
人数に対しての割り当て面積が大きすぎたこと。

のふたつです。
決して掘りかたがまずかったのではありません。

この反省をふまえて、今日は丁寧に掘り残しのないようにとお願いしました。
そして2列だけを集中して掘ってもらいました。
子供連れだけに2列でも多いかなと思いましたが。

(↑近所のおじさんも参戦)

予想は的中。
小さな巨人たちが畑のなかをワーワーと走り回るなかをお母様たちはせっせと芋掘り。
丁寧な仕事ぶりは職人の域です。
僕は茹でジャガの準備をしながら子供たちと遊んでいればOKでした。
2列を1時間ちょっとで終了。
母は強し(?)。

あとで確認したのですが、掘り残しはほとんどなし。
前回の反省が活かされたような気がして大満足です。

収穫体験というのは農家サイドからするとよほどの大人数でなければ労働としてのメリットは実はほとんどありません。
今回の芋掘りだって自分でやったほうが速いくらいですから。
人を呼ぶというのは労働としての期待ではなく、農家としての責任だと思っています、僕は。
農家(生産者)は食べ物のことを消費者に伝えるという役割があるという責任。
自分が食べているものがどういうふうに作られているか。
どういうふうに育っているか。
それを知ってもらうことは大切なことだと思います。

そういう難しいことを抜きにしても、収穫体験は楽しいからアリです。
要は楽しければいいんです。
みんなでワイワイさわぎながら同じ時間を過ごすだけで充分。
仕事に差し支えるんじゃないかって?
いいんですよ、そんなのは。
あとでいくらでも取り返せます。

というわけで遠慮なく収穫体験きてくださいな。

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