ニンジンの発芽は命がけ

毎年のように悩まされるのがニンジンの発芽。
ニンジンは発芽がうまくいったらい栽培のほとんどが成功したと言っていいくらい発芽が難しいです。
それはひとえに種に吸水させるためにしっかりと水を与えないといけないことによります。
ですが、秋冬ニンジンの種まき時期というのが7月下旬~8月下旬くらいの真夏にあたるので、晴れの日が多くて雨をそれほど期待できないことと、暑さで地表面はあっさりとカラカラに乾燥してしまうことがニンジンの発芽を難しくしている原因だろうと思います。
降ってくれ~と何度雨乞いしたことか。
お客さんからニンジンだけ売ってくれと言われることもあるくらい需要は大きいので、なんとか余裕で発芽させるレベルまで到達したいのですが・・・。

今年の秋作は昨日までに4区画で種を播きました。
ひとつは大体OK、ふたつはまあまあOK、残りのひとつはNGでした。
失敗したところは、種をまいたあとに水をあげていない区画です。
ほかの3区画はポンプで水を川からくみ上げて散水しています。
種をまいたあとに雨が降るくらいの好条件じゃないとなかなかうまくいかなくて(未熟?)、最近ではポンプで人工的に雨を降らせていますが、失敗を減らすための有効手段になっています。
土を掘ってみるとちゃんと湿っているから大丈夫だろうとタカをくくっていると痛い目にあいますね、たいてい。

今日は冬用ニンジンを播きました。
今後の天候を考えて、やはりポンプで潅水してあります。
週末にはもうちょっと追加で播いておこうかと思っています。
草取りしてるヒマがないんじゃないか?というくらいの栽培面積になってしまいそうですが、それはしっかりと発芽してから考えることにします。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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