そっけない野菜セットの真相

定期宅配のページに
ビニール包装はなるべく控えます
と書いています。また、野菜セットで使用する箱については
お店から出される箱をリサイクルしています
と明記しています。
今回は見栄えの話。

専用の新品BOXを自前で用意してロゴなどを入れた野菜セットは見た目にかっこいいです。
大手の業者さんのみならず個人の有機農家でもそういった箱を用意することは多いように思います。
自宅に届けられたときに「わーステキ」ってなりますね。
でも・・・その箱ってタダじゃないんですよ。
当然のことながら野菜セットの価格の中に箱代が含まれているわけです。

おそらく野菜セットを販売してる農家のほとんどは個々の野菜をビニール包装しているはずです。
ひとつひとつの野菜が丁寧にビニール袋で梱包されていたらきれいですね。
これだとそのまま冷蔵庫に入れられるのでラクチンですし。
でも・・・そのビニールってタダじゃないんですよ。
というか梱包をするための手間はタダじゃないんですよ。
丁寧にビニール包装していく手間がどれほど多くの時間をかけているかわかりますか?
その労賃は当然のことながら野菜セットの価格に含まれています。

松本自然農園では新品の箱は使用していません。
箱には◎◎茶とかコカ・▲ーラとか書かれている箱をもらってきて使いまわします。
野菜はナスとかピーマンなどはそのまま箱に入れます。
小松菜などの葉野菜はワゴムで留めるだけ。
ひとつひとつの野菜を梱包するという手間はかけません。
梱包など出荷作業に時間をとられないから、栽培に時間をさいて野菜の品質を高めることができます。

こういう素っ気無い野菜セットを受け入れられないという方は、定期宅配を申し込んでもしばらく購入しているとやめていくと思います。
僕はそれでもかまいません。
素っ気無くても野菜そのものに価値を見出してくれさえすれば。
箱代も梱包賃も抑えられてるんだから同じ価格でも野菜そのものの価値は高いですからね。
それを分かっていただける方に買ってもらえれば、僕は満足です。

定期宅配のメリットは同じお客さんに続けて買っていただけること。
毎週届く野菜セットの箱がきれいである必要はないと思っています。
過剰なまでに丁寧な包装は必要ないと思っています。
これが贈答用とか単発注文だと話が違うのかもしれませんけど。
スーパーや直売所など不特定多数へ売るときの売り方とは根本的に違うので、その違いをしっかりと生かせるような形態をとっていければいいんじゃないでしょうか。

関連記事

  1. 【基礎編】トマトを栽培するときの最重要ポイントとは?

  2. 【流通】卸売市場の仕組みと付き合い方。中間マージン大きすぎてマジ泣く・・・

  3. 5/16締切 新規就農を全面的にサポートします!

  4. 【溜息】張ったばかりのビニールマルチが穴だらけ!誰じゃあ!!

  5. 【悲劇】春の定植祭りは狂気の沙汰

  6. 【異形の者】キャベツの歴史を知る!キャベツはなぜ無農薬栽培が難しいのか?