うまくいく人といかない人の違いってなんでしょうか?
才能に恵まれてるとか
親の事業を引き継ぐから有利とか
もちろんそういった有利不利はあります。
が、それはあくまでもアドバンテージであって
スタートダッシュでは有利かもしれませんが、
長く優位性を保てるものではありません。
農業はギャンブル性があると言われたりもしますが、
安定してしっかりと稼ぎ続けることを
仮に成功だと定義するなら、
農業における成功法則は
好きなこと ✕ 得意なこと ✕ 求められていること
と表現することができます。
3つの掛け算によって、
農業でちゃんと稼げたり、
多くの人から認められる存在になったり、
満足できる結果が得られたりします。
目次
1.好きなこと
家業をいやいや継いだとか、
本当はやりたい仕事が別にあるとか、
そんな心持ちで向き合ってもうまくいきません。
農業の世界ではあまり意識されませんが
ビジネスである以上、競争があります。
ほかの農家よりいいものを
高い値段で
たくさん買ってもらうためには、
自分のほうが優れている必要があります。
そんなときに、
農業が好きでたまらない人と勝負して
勝てると思いますか?
今は勝てていたとしても、
農業が好きでどんどん経験を積み成長していく人に
勝ち続けることはできますか?
「好きこそものの上手なれ」
好きなことを仕事にしている人はやっぱり強いです。
2.得意なこと
人には何をやるにしても向き不向きがあります。
同じことをやってるはずなのに
なんでこの人はこんなにすごいんだ?
なんでこんなこともできないんだ?
と差が付くことありますよね。
もちろん努力や経験によっての差はありますが、
自分はけっこう器用だ
これをやればたいてい誰にも負けない
この分野では物覚えがいいほうだ
といったことが何かしらあるものです。
苗を植えるような単純作業は誰よりも得意
作業手順の効率化など仕組みづくりはお手の物
営業はストレスなくできる
チームをまとめあげるリーダーシップには自信がある
〇〇するのが得意
というようなことがあるものです。
ここを活かせるように仕事を配分したり、
仕事の仕方を変えたりすることで
強みを伸ばして結果につなげることができます。
3.求められていること
好きなことと得意なことは自分自身についての話ですが、
商売をするなら取引相手のことを考えなければなりません。
自分の強みを活かしてよいものをつくったとしても、
それが世の中に必要とされていなければ意味がないからです。
ゲームが大好きでかなりの腕前
それだけだと自己満足の趣味ですが、
そのプレイを見て参考にしたい人がたくさんいれば
それは商売になります。
プロゲーマーとか実況系ユーチューバーです。
安定生産を実現する栽培計画を立てるなど
仕組みをつくることが好きで、
その計画をシステム化して誰にでも使えるようにする
プログラミングが得意。
その栽培計画を欲しい新規就農者がいるから
「多品目栽培計画フィールドプラン」をリリースした、
という僕の例も3つの掛け合わせによって生まれています。
このように自己満足ではない
誰かのために商品をつくる視点をもつことは
すごく大切なことです。
——
世の中に求められていることをやるのは、
農業もビジネスですから成功のためには欠かせません。
これを欲しい人はどれくらいいるだろうか。
自分が本当に好きなことはなんだろうか。
他人よりも楽にできること、優れてる点はどこだろうか。
そんなことを考えながら、
ピンポイントでやるべきことが見つかれば
ストレスなく大きな結果が出せるはずです。
雨が続いて畑に出られないときこそ、
じっくりと考えてみてはいかがでしょうか。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・