忙しすぎる日常をなんとかするには?制約はイノベーションを生む

農家って朝から晩まで働いているイメージありますよね。

それはあくまでもイメージ。
実際にどうなのかは分かりません。
本当にビックリするくらい働いている農家もいれば、
一日中働いているように見えて、じつは昼休憩を5時間とってる農家もいる。
雪国なら冬眠している農家もいるでしょう。

農家によって様々な働き方があります。
みんなが長時間労働というわけでもないでしょう。
とはいえ、「忙しい」「時間が足りない」「人手が欲しい」とボヤく農家は多いです。
なぜでしょう?
いつも仕事に追われてドタバタしているのはなぜでしょう?

それはもしかしたら、
サラリーマンと違って就業時間が決まってないため、
いくらでも働けてしまうせいかもしれません。
仕事と生活の境界が薄いせいかもしれません。
自営業の宿命ですね。

ここでオススメしたいのは
時間のロックです。
働ける時間に自分で制限をかけて働けない環境をつくってしまうんです。
時間の制約は、
時に強力な労働効率を生み出すことがあります。

僕は日本屈指の働けない農家です。
正確に言えば
「働ける時間が少ない農家」
という表現になります。
日本屈指は冗談ですが、
農業収入で家計を支える専業農家としては
かなり労働時間は短いと思います。

僕の労働時間は年1500時間より少ないです。
土日休みで1日6時間勤務、といえばイメージがつきやすいでしょうか。
もちろん日によっては10時間働くときもあれば1時間だけのこともあり波はありますが、平均すればそのくらい。

それは研修生がいるからラクできてるんじゃない?
そんなツッコミが入りそうですがそうじゃないです。
もちろんラクできるのは事実ですが、一人農業のときから働く時間は短いです。

もっとも大きな要因は
「家族からの制約が厳しいから」
短い時間の中で仕事を終わらせるしかない、
そうせざるを得ないだけです。

「家事するから子どもを見てて。」
と頼まれ朝から子守り、10時からようやく仕事にでかけられるなんて10年前にはよくありました。
しかも夕方5時くらいには帰ってこいと。
ほら、休憩を引いたら6時間労働ですね。
すこし子どもが大きくなれば、
15時には保育園に迎えに行き、
そのあと習い事の送迎というルーティン。
そんな時間に習い事送迎してるの僕くらいで、
周りはほぼお母さんたちでした。
15時なんて真夏の午後開始時間ですよ、
午前しか仕事できないって。

土日は基本的に家族サービスで拘束され。
農家は休みもなく朝から晩まで働いてる、
って本当なの?僕も農家ですけど?
と何度思ったことか。

そもそも働ける時間が短ければ、
その中で何ができるか、
山のようにある仕事を終わらせるには
どうしたらいいか、どこから手を付けたらいいか、
と考えるようになります。

山のように降ってくる仕事を効率よく終わらせるための、
じつは解決の方法はいくつもあります。

・優先順位をつける
 作業に優先順位をつけて、重要度の高いものから終わらせていく。

・スピードアップ
 単純に手を速く動かして速く終わらせる。動線を意識するなど効率よく作業が進むよう改善する。

・機械化
 費用対効果を考えつつ機械化できるところは積極的に取り入れていく。

・切り捨てる
 優先順位が低くてこなせなかった作業はやらない。その作業が本当に必要なのかを吟味して、不必要ならやらない。

探せばもっとあると思います。
今回の話のポイントは、
「起点になるのは制約」
であるところ。
時間が有限であることを意識しつつ、
使える時間の中で何ができるのかを考え、
実行する。
これができれば、
働く時間は少しずつ減っていきますよ。
両手両足に10kgのウエイトをつけてトレーニングすれば
普通よりも筋力アップする。
これと同じですね。

とはいえ、
自分で勝手に決めた制約なんて簡単に破れます。
強制的に自分を縛り付けるものがあれば
それは最高のウエイトになります。

僕の場合、それは
嫁の尻に敷かれること
だったわけです。。。
外圧によるルールは強い。
嫁尻はメンタルをやられるのであまりお勧めしませんが、
外圧を日常に組み込めるならぜひやってみてください。

関連記事

  1. 主食だからこそ守りたい、だから振り回される稲作農家

  2. ゴッドハンドをもつ農家の苗づくり

  3. 2030年に生き残れる農家と死んでいく農家

  4. あなたのライフスタイルに農的生活を1割取り入れませんか?

  5. 七草バイトから見えてくる農家の働き方とは