【重圧】1年後に迫るインボイス制度もあるし会計ソフトの力を借りなきゃ詰む

農林水産省がゴリゴリに推し進めているのが収入保険。自然災害や価格下落、病気やケガなどによる収入減少を補填する保険制度で、全農産物において保障されるすごい保険です。
この収入保険を利用するために欠かせないのが青色申告。農業決算書をつくるときの申告方法のひとつで、複式簿記の帳簿が必要とされています(一部単式簿記でも可)。

ただ、青色申告って真面目にやろうとするとけっこう面倒なんですよね。簿記の知識が必要になりますし、年度末にまとめてやろうとすると膨大な書類に埋もれることになりますし、事業者とはいえ農家が自分でせっせと作っていくには負担が大きすぎます。

もちろん税制優遇されており、白色申告だと控除0に対して青色申告(複式・電子書籍)だと控除65万円ですから、所得税をかなり抑えられます。
とはいえ農家の3割が青色申告、ほとんどの農家が白色申告なのが現状ですから、そもそも所得が低いから白色申告で十分との判断をしているのか、どんぶり勘定時代からの名残りでそのままになっているのか、前述のように青色申告が難しすぎて敬遠されているのか、農業では白色申告が一般的なようです。

でも収入保険は魅力的。青色申告が必須で、税額控除もある。そんな人には会計ソフトがおススメですね。会計ソフトがあれば小遣い帳感覚で帳簿をつけられるので青色申告も難しくありません。JA全農推奨のソリマチ農業簿記もそうですし、弥生会計もそうですし、使って損のない代物です。

そしてインボイス制度。
売上1000万円以下の免税事業者でも消費税を納めなければならない悪魔の制度が23年10月からスタートします。消費税の申告にも面倒な書類作成はありますし、そんなときにも会計ソフトがあれば事務的な負担なく乗り切ることができるはずです。

会計ソフトとインボイス制度。
簡単にですが動画で話していますので、興味があればどうぞ。

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