有機JASと特別栽培農産物について徹底解説。有機野菜は国家保証?無農薬野菜という表現はNG?

丹精込めて育てた農産物は、その価値をしっかり認めてもらいたい。
と生産者なら思いますよね。
そしてできる限り高く、そして多く売りたいと考えるのは当然のこと。
多くの収入を得たいと思うことは悪いことではありません。

そんなときに「有機」「オーガニック」というキーワードが強力な武器になります。
消費者への好意的なイメージ、高級ブランド的な価値がそこにあるからです。
ですが、安易に使用することは許されていません。
そのキーワードは有機JAS法によって守られているからです。
認証を受けていないのに使用すると法律違反となり罰せられる可能性があります。

じゃあ「無農薬」だったらどうでしょう?
「減農薬」「低農薬」は?

商品ラベルに記載できる文言には決まりがあります。
それを守ることは大切なことですし、一定のルールに従って表記することで消費者は安心して商品を選ぶことができます。

というわけで今回は。
有機農産物における、生産者が守るべきルールを詳しく解説します。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 有機農業の優位性はどこにあるのか 環境負荷?美味しさ?

  2. ほとんどの農家が活用してない小規模企業共済で大きく節税しよう

  3. 【警告】消費増税やばい!とか言ってるうちにインボイスという大津波が来ますよ

  4. 【特権】農家に認められた特例中の特例「農家住宅」は活用しないと損

  5. 就農相談で行政に感じる温度差 有機農業はいまだ冷遇されている

  6. 安全と安心の違いを知って農家としてやるべきことを知る