暑さに耐える美徳はいらない

連日の猛暑日がすごいことになってます。
記録的な早さの梅雨明けは農家にとって拷問です。

畑の作業がきつすぎます。
暑さでめまいがします。
賢明な農家は日中の暑い時間帯は
畑に出ずに昼寝を決め込んでるでしょうけど、
とはいえ忙しくて仕事に忙殺されていれば
そんなことも言ってられないので
119番を覚悟して畑に向かうでしょうね。

もちろん最近は
空調服などという快適グッズがあるので
炎天下でも爽やかな風が吹き抜ける中
涼しげな顔で仕事をすることもできますが
それも限度があります。

僕も着たことあるんですが
いまいちピンとこなくて
持っていますが最近は装着してません。
まあ、体にぴったりはりつく速乾性シャツを着てるので
気化熱の作用で涼しくなり
意外に暑さには耐えられてるんですけどね。

とはいえ
これから厳しい日が続きます。
普段からタイトなスケジュールで仕事を回していると
炎天下でも仕事をせざるを得ないですし
空調服や熱を奪う系のグッズでなんとかなればいいけど
日中のピークタイムを避けるのがもっとも効果的なのは
間違いない事実です。

でも昼寝してる時間はないと。
そんな声が聞こえてきそうです。
じゃあ忙殺スケジュールをなんとかするには?
昼寝する時間を確保するにはどうしたらいいでしょう?
暑さを避けて仕事するにはどうしたらいいでしょう?

ひとつは
「作業を組み替える」
仕事量そのものを減らすというよりは
気温に合わせて作業日程を組み替えていくということです。

日中は暑すぎるので
刈払機で草刈りをした日にゃ
一瞬でぶっ倒れます。
そういう体力が必要な作業は
朝夕の涼しい時間帯にする。
座り作業など動きが激しくない作業を
日中に組み込む。
根本的な解決ではありませんが、
ひとまずこれで体力を温存できます。

もうひとつは
「余裕あるスケジュールを組む」
かんたんな話じゃないんですが
・作業工程を見直す
・作業スピードを上げる
・やらない選択をする
・機械化する
などいろいろあります。
ようは労働生産性を高めて働く時間が減れば
日中に休めるよね、という話です。

こういうのは
べつに暑いからやるものでもなく
ふだんから改善をしていくべきなんでしょうけど、
まあやらないですよね。

だから
暑くて耐えられない状況はむしろチャンス。
思考を回して、
これまでやろうとも思わなかったところにメスを入れる改革のチャンスです。

危機感は重い腰を上げる強いきっかけになります。
どうせ汗をかくなら
脳をフル回転して汗びっしょりになってみてはいかがでしょうか。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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