半農半Xについて国が取り入れていく議論をしている。
と聞いたとき、あなたはどんな気持ちになりますか?
半農半Xってあれでしょ?
半分は農業やって、あと半分は別の仕事する?みたいな?
専業農家なら「おいふざけんな!
オレたち専業農家がどれだけ大変な仕事してるか分かってんのか!そんな甘いもんじゃねえ!片手間でやるような半端な農家を増やすんじゃねぇ!」
兼業農家だったら
「オレたちがまさに半農だろ?半分農業やってるから。大変だぞーたいして稼げないから他の仕事もしてるんだから。
やめとけー不幸な民を増やすだけだぞー」
ヤフーニュースで半農半Xについて取り上げられたときも、同じような反応が多かったですね。
農家を舐めんなよと。農業は甘くないぞと。
でも違うんですよ。
半農半X=兼業農家ではないし、むしろまったくの別物と言っていいくらい。
このあたりの半農半Xにまつわる誤解を解きつつ、国がなぜ半農半Xを支援する検討をしているのかについても触れながら動画にしてみました。
半農半Xを実践しようと考えている人も、なんとなく興味がある人も、むしろ半端な農業はお断りだと拒絶する人も、時代の波に乗りつつある半農半Xを知っておいて損はありませんよ。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・