私は山間地で農業を営んでいる小さな農家です。1ヘクタールにも満たないような小さな農家。圃場も一枚一枚が小さいですし、土手が広いので草刈りも大変。日当たりが悪かったり圃場の形がいびつだったり、イノシシやらシカやらサルやら獣害も身近なものです。
平坦なところでの農業には勝てないな、と率直に思います。
そして、
生産性や効率化、大規模化といった国が推し進めているような方向性には乗っかれないなぁと感じることばかりです。
条件の悪い山間地域をこのまま放置しておいていいんだろうか?と危機感がつのります。
国はそんな地域への支援はしてくれないのだろうか。。。と思っていたらありました。
支援してました。
補助金とか、そういう資金的な支援ももちろんしてくれているのですが、もっと別の形でのサポートが行われています。
田舎と、人と、行政をつなぐ。
地域資源を活かして起業したい人をサポートする仕組み。
INACOME農林水産省の起業促進プラットフォーム
https://inacome.jp/
これを農林水産省が運営しているというところがいいですよね。
民間主導じゃないところの圧倒的安心感。
農業は効率化、大規模化だけじゃないぞ、豊かな農山漁村を作っていくのも農業のひとつのカタチだぞ、と言ってくれているよう。
これは知って活用しないともったいないですね。