トマトを栽培するときに気をつけるポイント、栽培の基本などは書籍をみればだいたいわかりますし、YouTube内にも詳しく丁寧に解説してくれているチャンネルはいくつもあります。
そのような情報をもとに自分自身の知識を増やしたり栽培技術を向上させたりすることはもちろん可能ですし、それらの恩恵はもらえるだけもらったほうがお得でしょう。
ただ、もっと本質的なところから押さえておくべきポイントがあります。
その野菜はどこから来たのか、
その野菜はどんな気候環境で育っていたのか、
人類の歴史をたどれば未来が予測できるように、過去を振り返っていくとこれから実践する栽培に役に立つことが多くあるものです。
今回からシリーズ化して、野菜ひとつひとつの詳しい歴史や素性をベースにした栽培の基本をお伝えしていきます。
他のチャンネルとは違った視点からの情報をぜひご活用ください。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・