有機農業の世界にも科学的な指標を。
これは非常に大切なことだと思います。
経験とか勘に頼ってきた有機農業にも、数値や分析を用いた手法を持ち込むことで新たな発展が生まれることは間違いないでしょう。
それは、医学でいうところの
東洋医学と西洋医学の融合
みたいな感じでしょうか。
土壌分析を用いた有機農業は、近年ではけっこう当たり前になりつつあって、ある一定の成果を出しているところもあるようです。
それは当然見習うべきですし、おそらく方向性としては土壌分析ありきの有機農業が主流になっていくのではないでしょうか。
ただ、、、
多品目栽培をしていると、必ずしも土壌分析推奨を受け入れられない事情がありまして。
土壌分析との距離感をどうとっていくのかについてお話ししています。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・