転んでもタダでは起きない農家です

朝、育苗ハウスに残っている数少ない野菜の苗に水をやったり、軽トラックに置きっぱなしになっていた荷物を片づけたり、いつもどおりの朝を過ごしていました。
体調が悪いわけではなく、精神的に落ち込んでいるわけでもなく、ほんのすこし寝不足かなという程度の朝です。

そんななか、ひっくり返したコンテナの上に置いてあったトマトの苗を取ろうとして手を伸ばしたとき・・・
ぴきーん

!!!!!!!!!!!
腰にカミナリが落ちたように衝撃が走って、その場から動けなくなってしまいました。
ふだんから少し腰痛はありますが、日常生活はもちろん仕事においても支障がでるほどの痛みじゃないんです。
その痛みとは明らかに違いました。

とはいえ痛みの強さが特別だったわけじゃありません。
そのあとすぐに歩いて家の中に戻りました。
冷静になっていろいろと動いてみましたが、立ちあがるのがつらい。
腰を曲げて床のモノを取ろうとすると痛い。
立って歩いているぶんには特別な痛みはなさそう。
どうやらこれは
ぎっくり腰
というやつではないでしょうか。
おそらく症状は軽度。

これのおかげで予定していた小学校の運動会での競技参加はすべて断念しました。
そしていま、仕事はどうするんだ?と不安に思っているところであります。

幸いなことに立って歩くことができます。
かがんだり重いものを持ったりするのはきついけど、それなりの日常生活は可能です。
ちょっと刈払機で土手草を刈ってみましたが、急斜面じゃなければまあ大丈夫でしたね。
いまのところの問題は収穫作業と苗の定植作業です。
さてどうするか・・・。

将来的に腰痛が慢性化することはじゅうぶんにあり得ることです。
そうなっても農業を続けていけるように対策を打っていくのは当然あるべき動きでしょう。
機械化や作業方法の改善を進めて腰をかがめるような作業をなくしていく、雇用をして自分自身の労働そのものを減らしていく、など。

いままさに、短期的とはいえ将来を予感させる体になっているので、この体でいったいどんな作業ができてどこに支障が出るのか、試してみるのはアリだと思います。
今は必要ないけどそのうち必要になってくるものがわかってきますし、事前に想定しておくことは事業の安定には欠かせない作業です。

実際にいま起きていることはマイナスでしかないけど、これをプラスにとらえて経験を生かしていきたいものです。
とはいえ・・・痛い。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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