里芋の川遊び

イモ類のなかでも特に手間がかかるのが里芋。
収穫時には土がイモとイモの間にしっかり詰まっていて、塊で採れるので重いこと重いこと。
軽トラックに積み込むのは重労働です。
そしてその詰まった土をそのままに出荷することはできませんから、ある程度はバラして土を取り除いておく必要があります。
太い根がびっちり生えているのでこれも取り除く必要があります。
ジャガイモやヤーコン、サツマイモなどほかのイモ類は収穫したらオシマイだったりするのに、里芋はけっこう手のかかるやつです。
だからといって栽培計画から外すことはできませんけどね。
主力な品目ですから。

土を落とす作業を出荷当日にやっていると時間がどれだけあっても足りないので、事前にやっておくことになります。
土を洗い流さないほうが保存には向いている、とは言いますがベタベタの土を洗わずに落としきるのは非常に大変なので、今回はザバッと洗ってしまうことに。

ザバッと。
川に浸けこんでみました。
流れがあるのでほおっておいたらきれいになるかと思ったんですが、それほど洗い流されてくれず残念な結果に。
まあでもある程度バラしてあるものはきれいになっていたりしたので、収穫したそのままの塊を分解して浸けこめば、もしかしたらさっぱりしていたかもしれません。

この日の日程との兼ね合いで、ばらした後またしばらく浸けこむよりも洗ってしまったほうが速いと判断して、入水してじゃぶじゃぶと里芋とたわむれました。
11月なんで川に入るのは寒いといえば寒いんですが、太陽が出ている暖かい日だったので意外に気持ちよかったです。
陽が山に隠れると最悪でしたが・・・。

まだ里芋は畑に半分以上残っているので、次回はバラし後の入水でどれだけ成果があがるか試してみたいと思います。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 【変化球】発芽適温が高いタネは奥の手で発芽させようか

  2. 【応用編】有機・多品目栽培でトマトはどのように育てるべきか

  3. 【対決】小泉進次郎vsJA「負けて勝った」と言い残した小泉氏の真意とは?

  4. 【妄想】大根のタネを播きながら「やる気スイッチ」について考える

  5. 農家のための災害復旧支援。国はどこまで助けてくれる?農家はどこまで負担する?

  6. 【救出】あなたは草を育てているんですか?