9月から借りることになった新圃場。
過去の栽培履歴がないのでどのような生育を見せるか見当がつきません。
初めて耕作するところはクセをつかむまではうまく栽培できないことが多いです。
ひとつの圃場内に水はけのいいところ悪いところがあったり。
植え付けた苗がヨトウムシによって一晩にして全滅したり。
大雨が降っても平気な顔をしているほど水はけが良すぎたり。
20cmも掘れば砂まじりの別の地層が出てきたり。
一度栽培して見るとクセがつかめてくるので、以降はそれをふまえて耕作、植え付ける品目選定や肥培管理をしていけば栽培の負荷が少しは軽減されます。
そんな状況のなか
播いていた大根が発芽してきました。
まだまだ耕耘したときにすき込んだ草が残っている状況でのタネまきでしたが、欠株ほとんどなく揃ってくれました。
又根になったり虫害がひどかったり、そんな簡単にきれいな大根はできないと思いますが、ちゃんと発芽するということを確認できただけでひと安心です。
圃場は新一年生でも耕作者は九年生です。
これまで蓄えた知識と経験をふまえて新しい土と向かい合いたいものです。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・