夏の主役はいつだってトマトです。
世間的なこと、じゃなくて松本自然農園の中では。
どれだけ手間がかかっても、どれだけ失敗しても、トマトがなければ夏が始まりません。
夏の野菜セットにトマトが入っていなければ少なからず苦情に近いような反応が返ってきます。
野菜のなかでもトップクラスの手間がかかるので、野菜セットのなかの一品と考えると決してわりにあう野菜ではありません。
それでも大量に作付けてしまうのは、お客さんが求めているからであり、自分がトマトを好きだからでもあります。
食べることもそうだし、育てるのも好きです。
栽培方法がこれほど多様な野菜があるのかというくらい幅が広いのも魅力のひとつか。
奥が深いともいう。
松本自然農園は今年が9年目ですが、いまだに栽培管理は変動しつづけてますからね。
去年はこうしたけど、今年はこうしてみよう、の繰り返し。
決定打がないからでしょうけど、うまくいった年があってもそこに落ち着かない。
はやく自分に合ったやり方に出会いたいものです。
そんなトマトは先日ほとんどの苗を定植してしまいました。
今週末に霜の危険がありそうですが、対策を講じてなんとか乗り切りたいと思います。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・