朝市の位置づけ

月に一度催されるグリーンママンの朝市。
グリーンママンが立ち上がった当初からずっと出店させてもらっています。
松本自然農園で唯一の直売であり、唯一バラ売りしているところでもあります。

ほんの2時間ほどですが店頭に立って直接お客さんとの会話を楽しめるのが直売のいいところ。
この朝市は食に対する意識が高めの人たちが集まってくるので、販売価格をたたき売り状態にしなくてもいいところも見逃せません。

とはいえ売り上げに関してはたいしたことなく、わざわざ半日を使って店頭に立つメリットは売上から見出すことはできません。
野菜セットにつながる宣伝だと思えばちょっとはメリットとしてとらえられそうですが。
現在の経営状態からすると直売をするメリットというのはあまり感じることができなくて、その点について悩んでいた時期もありました。
お世話になっているグリーンママン朝市だけど出店をやめるべきかどうか。

それが変わってきたのは昨年くらいから。
研修生が一緒に直売に積極的にかかわるようになってからです。
野菜をお客さんに売る、つまり商品をお金に換えるという行為を研修生に経験してもらうことができる場になります。
そして最近は、研修圃場からの生産物をメインにして朝市をほぼ任せてしまうという流れになってきました。
売るという目標があっての生産じゃないと、研修圃場とはいえ遊びでやっているような感覚になりがちなので、朝市での販売ルートがあるというのは貴重な経験になるように感じます。

研修圃場とグリーンママン朝市。
これは今後セットで考えていきたいですね。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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