外的要因はどこにでもある

農業は天候に左右されやすい。
と人は言う。
台風が通過すれば大なり小なり被害はあるし、天候不順で例年より寒かったり暑かったり、降水量がやたら多かったり少なかったり。
たしかに天候によって一喜一憂する仕事だと思います。
ようは外的要因に左右されやすいと。
だから「農業は大変だね~」とよく言われるし、左右されること自体は間違いなくそうだろうと思います。

だけど。
農業ばかりが外的要因に左右されるわけじゃないと思う。
特別扱いされるのもちょっと違うと思う。
たとえば歴史的な円高によって業績が悪化している企業なんていくらでもいるし、日中関係が悪化したことによって困るところだってたくさんある。
自分じゃどうしようもないところで左右される、というのは農業に限った事じゃないと思います。

「天候に振り回されてまーす」と言うのは簡単だけど、いち農業者としてそこに甘えたくないですね。
夏に雪が降るわけじゃないんだし、台風が瞬間移動するわけじゃない。
起こりうる被害を想定してできる限りの対策をすれば(もちろん労働コストアップですが)たいていのことは防げます。
天候に左右されてしまった原因は自分にある。
というところに気持ちを持っていけたら、と思うんですがなかなか難しいです。

就農8年目。
ここから先は心の強さが課題になりそうです。

関連記事

  1. 無料イベント登壇のお知らせ:10月14日名古屋市

  2. 【農業のキホン06】CEC陽イオン交換容量とは?この数値をどうやって使いこなす?

  3. 【軽快】発芽そろって気分よくゴーヤの鉢上げ

  4. ラウンドアップの発がん性とモンサントの農業支配。それって事実?陰謀論?

  5. 【後手】ナスには申し訳ないと思うが私はあなただけを愛することはできない

  6. 【基礎編】トマトを栽培するときの最重要ポイントとは?