一台にすべてを託せるのか

無事に農繁期を乗り越えました。
10月も下旬に足をつっこんで、あとは葉物野菜をちらちらタネまきして、タマネギ・エンドウ・ソラマメの植え付けが終われば季節はすっかり冬です。

この時期でも野菜がないないとボヤいていることはさておき、今年の農繁期9月~10月上旬は労働にかなり余裕がありました。
もちろん研修生が2人いたことはプラスに働いています。
それよりも大きな要因だったのは、たぶんこの機械だろうと思います。

畝成型機。
今年から導入した、畝を一発で立ててしまうスーパーマシンです。
通路の土を管理機ではねあげて畝をつくっていく従来の方法だと、立てたい畝の隣にも土がはね上がるので軟弱葉野菜などが隣畝に植えてあるときはかなり気を使う必要がありました。
このスーパーマシンだと畝を立てたい場所へ内盛りで成型していくので隣の畝に影響がまったくありません。

この特性をいかんなく発揮できるのが少量多品目栽培での今の時期。
夏野菜を残しながら秋野菜を植え付けていったり、1種類の野菜を何度かにずらし播きしたり、とにかくひと畝ごとに畝立て&タネまきを繰り返すことが多いため、小回りのきく畝成型機は非常に重宝します。

今のところ耕耘機、畝成型機のほかにネギ・ジャガイモの土寄せをする管理機が必要ですが、頭で考えていることが実行に移せるなら管理機はいらなくなるかもしれません。
トラクターだってハンマーナイフだって、畝立て&土寄せ管理機だっていらない。
極端な話、アタッチメントのつけかたによっては耕耘機もいらなくなるかも。
畝成型機だけで経営していくおもしろさ。
うーん、楽しそうだ。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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