たとえ多品目のなかの一品でも。
たとえ多湿な日本の気候にあわないため病気になりやすくても。
たとえ家庭菜園レベルなら簡単だけどプロとして生産性を求められると急に難しくなる野菜だとしても。
たとえ手間がかなりかかるためセット売りだと割りにあわないとしても。
やっぱりトマトは外せません。
夏の主役です。
お客さんからの要望が多い野菜No.1ですし、栽培のおもしろさをとっても僕的にはNo.1です。
経営的なことを無視してでも作り続けなければならない野菜だと感じています。
そんなトマト。
種まきから5日ほどで発芽してきました。
まだ軸が顔を出してきた段階で双葉も開いていません。
たまんないなぁ、この瞬間。
ここからまた長く険しい栽培の道のりが始まるんだと思うと、夏に向けて気持ちがぐっと引き締まります。
よし、がんばろう。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・