単純作業は人海戦術でいいと思う

研修生がいてくれるおかげで作業日程にかなりゆとりができています。
ひとりでもこなせる作業量ですが、人手があれば当然のようにはかどりますね。
そうして捻出された時間を、研修生との会話に使ったり、速くないかもしれないけど大事な作業を任せてみたり、自分でやりたい作業を思い切って任せてみたり、研修生のために使うことで還元してます。

彼らがいることで最も時間が短縮されるのは、言うまでもなく単純作業です。
繊細な技術が必要なわけでもなく、パワーを要求されるわけでもなく、作業にコツが必要なわけでもなく、ただひたすら無心で進めることができる仕事は人数×時間で計算できます。
1人で3時間かかる作業は、3人でやると1時間で終わります。
単純作業ってそういうもんです。
作業スピードに個人差はありますが、それでもだいたいの予測は立ちますね。

と前置きしておいて、今日は玉ねぎの草取りをしました。

ビニールマルチを使用しているのでタマネギ自身に被害は及んでいないのですが、通路の草がかなり旺盛に茂ってきました。
オオイヌノフグリやヒメオドリコソウなど見た目がかわいく春らしい草なので刈ってしまうには惜しい存在ですが、収穫までまだ1ヶ月半くらいあるので勢いを抑える必要があります。
ここはタマネギ畑なのよ、と彼らに言い聞かせるために。
刈ってしまいます。
タマネギは50m畝で4本あるので茂りまくった草を取るのに果たしてどれだけ時間がかかるのか、ちょっと怖かった。
でもやってみたら通路1本で30分くらいなんですよ。
自分でもびっくりしました。
意外にかからないもんです。
これなら2~3時間あれば1人でも終わっちゃいますからね。
実際、今日は3人いたので1時間ですっかりきれいになりましたし。

刈った草が数日後に枯れて黄色くなっていくと、さらに景観がすばらしくなります。
楽しみですね。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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