農家の取り分

農業を始める前、農家さんを見学に行ったときに教えてもらったことがあって
スーパーで大根が100円で売っていたら、生産者の取り分は10~20円くらい
と言われた衝撃を今でも覚えています。
品目や市場価格にもよりますが利益全体のうち生産者が手にするのは3割程度のようです。
農協が利益をとり、流通業者が利益を上乗せし、小売店がさらに価格を引き上げて店頭に並ぶ。
生産者から消費者に渡るまでにはいろいろな業者を介するわけです。
ということで100円の大根に対して生産者は30円を手に入れ、そこから経費を差し引くと・・・10~20円の利益というわけですね。
なるほど納得。

納得しますけどさみしいですね。
天候に左右されながらのリスキーな生産者が3割程度の利益しか受け取れない仕組み。
こんなんで日本の生産者は浮かばれるのでしょうか。
僕はいやです。

というわけでやってるのが松本自然農園。
2000円の野菜セットを売れば、2000円が手元に入ってくる仕組みをとっています。
送料は別途いただいているので利益は10割です。
もちろんそれだけの利益を得るには大変で、裏をかえせば農協や小売店がやっていることを自分で抱えるということです。
ただつくるだけじゃない、ということです。
生産して、出荷調整して、営業かけて、流通にのせて、販売を手がけて。
そこまでやるから利益が10割なんですよ。

野菜を購入していただいている皆様。
あなたが支払った代金は、すべて松本自然農園に入ってきます。
ブラックボックス化しているどこの誰だかわからない人たちには回っていません。
(流通に関しては送料分を業者さんが取ってますが)
安心してお支払いください。
なんなら多めに支払っていただいても結構です。
松本自然農園の運営・発展のために使わせていただきますので。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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