ホウレンソウの旬は冬。
まさに今が旬です。
畑にはホウレンソウがずらずらと残っていますが、ちょっと肥料切れの症状がでていて出荷しづらいのでそのまま放置されています。
ですが家で食べるのには問題ありません。
どさっと持ち帰って食べています。
甘くておいしい。
食べたあとに口の中に残る苦味をまったく感じない。
さっと茹でただけで美味しく食べられるので他の調理をする気にもならない。
そんなホウレンソウです。
最近あまりにも甘くておいしいので糖度(Brix)を測ってみたら
12度
くらいありました。
この数値、わかる人にはわかります。
どれくらい高い数値なのか。
よく「寒締め(かんじめ)ホウレンソウ」という名前が登場するようになりましたが、これはハウス栽培で収穫前に外気にさらして低温にあてることで糖度の上昇を狙ったホウレンソウのこと。
寒さで締めるというわけ。
寒締めを行ったホウレンソウは、低温ストレスにより糖度の上昇、ビタミンC、ビタミンE、βカロチンの濃度の上昇が起こるそうです。
露地栽培で常に寒さに耐えてがんばっているホウレンソウは・・・甘いはずですね。
ただ甘さだけを追及するなら寒さに当てればいいわけですが、ホウレンソウ特有の苦味(シュウ酸)をどこまで減らせるかというのは栽培方法に依存されます。
ざっくり言ってしまえば肥料たっぷりの栽培をすると苦味が増します。
無肥料栽培でうまくホウレンソウを栽培できたのなら、それはもう絶品でしょうね。
ホウレンソウは肥料食いなのでかなり難易度高いでしょうけど・・・。
ホウレンソウがすくすく育つことができる肥料分ギリギリのところで上手に栽培できれば、もしくはシュウ酸がたまらないような栽培のコツをつかめば、絶品ホウレンソウをお届けできると思います。