農業生産性を上げる三つの進化

農家が今よりもレベルアップしたいと考えたとき、もしくは今よりも収入を増やしたいと考えたときに思いつくキーワードは
生産性向上
ではないかと思います。
生産性が高くなれば、収穫量が増えて売り上げがアップして、結果的に収入が多くなる。ざっくり言えばそんなイメージじゃないでしょうか。

もちろん生産性向上は収入アップに関係しています。収穫量を増やすために栽培技術を磨いたり、新しい機械を導入したり、人を雇ったり、面積を増やしたりする。おおいに結構なことだと思います。

ただ、農業では「生産性」についての認識が狭いようにも感じています。考慮すべき生産性が他にもあるのに、反収を上げることばかりに注力してしまっているような。。。とにかく反収が大きければ一人前かのように語られるのが農業という業界ですが、ほかにも意識すべき生産性をおろそかにしているせいで産業として弱くなっている感じがします。

ということで今回は「3つの生産性」について書きます。これらを意識するだけで農業経営は大きく変わる可能性がありますよ。

土地生産性

反収、つまり単位面積(1反)あたりの収穫量で語られる生産性向上が土地生産性です。農家なら当たり前のように気にする指標がこれですね。
稲作だったら9俵とれたとか10俵とれたとか自慢するアレ。トマトだったら10aあたり10tとれたとか20tまでいったとか農家同士で激しくマウントを取り合うアレですね。
もちろん反収アップによる生産性向上は非常に大切なので否定するつもりはないんですが、そればかりを気にするのはちょっと怖いです。反収を上げるためならどれだけ経費をかけてもいいのか、手間をかけてもいいのか、という話。
土地生産性ばかりを気にしていると、反収が上がって売り上げは増えたけど、「あれ?所得は減ってるぞ」なんてことにもなりかねません。

労働生産性

農家がつい忘れがちになるのが労働生産性です。
その収穫量をとるためにどれだけの労働を費やしたのか、収穫量÷労働量もしくは収入÷労働量で表される結果のこと。すごく簡単に言えば
時給いくらで働いてるの?
ということですね。手間暇かければいいモノがたくさん採れるのかもしれませんが、かけた労力に見合った成果が得られないと農家として悲しいですよね。少ない労力で大きな成果を得る。すごく大切なことだと思います。

資本生産性

所得=売上ー経費 この式で分かるように、農家として所得を最大化する方法は売り上げを大きくしつつ経費を抑えること。
いくら反収が増えて売上を大きくできても、余計に経費をかけていれば所得は増えません。
農業機械を大型化したり、効率化のために新しい機械を導入したり、最新のスマート農機を購入したり、それはもちろん必要な投資なのかもしれませんが、過剰投資になっていないかを気にするべきでしょう。費用対効果と表現されることもあります。
最近はスマート農業が流行りのように取り上げられていますが、その農機は自分の経営に本当に必要なものなのかを熟考しないと痛い目にあいます。

このように「土地生産性」「労働生産性」「資本生産性」を意識して農業経営することが本来あるべき生産性向上の姿です。反収ばかりじゃなく労働コストにも経費にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

栽培が下手でも時給3000円で働く農家になる方法とは?

もしかしたらあなたは、ひたすら栽培技術を磨こうとしていませんか?
いいものを作れば売れると思っていませんか?
その道は、優秀な先進農家と戦うことになる、かなり危険な道です。死に物狂いで努力しても結果を残せないかもしれない道です。

それよりも、たとえ栽培が下手でも時給3000円、しかも週休3日で働く農家になる道があります。見つけさせすれば誰でも通れる道です。

そんな道どこにあるの?じつは・・・

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有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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